ガスセンターは海老名市河原口にあります。ちょっと大げさに言えば「高圧ガス製造施設」と言います。
LPガスは石油類と同じように、海外からタンカーで輸入されてきます。

そのLPガスを貯蔵し、国内向けに出荷する基地が、神奈川県では川崎市の浮島や横浜市の根岸にあります。
タンカーで輸入されたLPガスは、出荷基地で大型のタンクローリーに積み替えられ、ここのガスセンターへ運ばれてきます。

運ばれてきたLPガスを大きな貯槽（ガスタンク）に保管し、必要な量をガスボンベやバルクローリー車のタンクに充填します。
その為の各種動機器や、安全を確保する為の各種保安機器があり、現在5名…20代から60代…で業務を行っています。

たとえ小さな事故でも、近隣住民や会社に大きな影響・被害を及ぼすので、細心の注意を払い、保安管理を充実させ、絶対に事故を起こさないように業務に取り組んでいます。

海老名営業所は河原口にあります。
海老名市・座間市・相模原市東部・大和市・綾瀬市・鎌倉市・藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町・厚木市・愛甲郡清川村・愛川町・伊勢原市東部・平塚市・大磯町・二宮町へ、LPガスが充填されたボンベを3t車に積んで交換配送（シリンダー方式）・点検する仕事をしています。

現在10名のスタッフが在籍しており、LPガス部の配送拠点では一番大きな営業所です。
スタッフの年齢層は20代～50代と幅が広く、前職も歯科技工士、測量士、眼鏡販売員等と多種多様で、経験年数は2年～25年です。若手からベテランまでが融合して、職場環境が良いのが自慢です。

ライフラインの仕事なので仕事は無くなりませんが、仕事を止めることができない責任はとても重大です。

相模原営業所は西橋本にあります。
相模原市西部と東京都の町田市・八王子市の一部…山間部と近代化が進む市街地…でシリンダー配送を行っています。

お客様へ安心・安全をお届けすることを常に心掛け、確実な配送・点検業務を行っています。

丹沢山地北側山間部の配送は、
春に梅や桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、豊かな自然の四季折々の楽しみがあります。大きな空の下で、様々な鳥やセミ・蛙の鳴き声、山間を渡る風の音を聞きながら行う配送・点検業務は、気分を大らかで幸せにしてくれます。

その一方、橋本には神奈川県で唯一リニアモーターカーの新駅が作られ、
鳥屋地区には車輛基地が予定されているので、これからの発展が楽しみな地域です。

伊勢原営業所は鈴川にあります。
伊勢原市・茅ヶ崎市・平塚市・秦野市・中井町・松田町・山北町・大井町・開成町・南足柄市・小田原市の神奈川県西部でシリンダー配送を行っています。

秦野・足柄方面ではお茶畑が美しく、沿岸部では海岸線が美しいです。
丹沢の山並み、富士山、金時山から箱根の外輪山、伊豆の山並みと雄大なパノラマがどこからも望め、穏やかな自然を満喫できます。
どこの営業所でもライフラインならではの特殊・特徴的な配送がありますが、当営業所の「大山配送」をご紹介します。
伊勢原市大山中腹にある大山阿夫利神社下社様への配送・点検業務です。
伊勢原警察署から通行許可を得て林道を進み、大山ケーブルカー中間駅の大山寺脇まで車輛で行きます。

そこから阿夫利神社下社脇のボンベ庫までを、モノラック（人と荷物を載せて運ぶモノレール）にボンベを積み替えて運び、配送・点検業務を行います。

猿や鹿に見守られながら、5人がかりで4時間かけて、50kgボンベ（総重量90kg）を12本揚げます。
効率も悪く、決して合理的ではありませんが、ライフラインとして地域の人々の生活を我々が支えている、というのが誇りです。

横浜営業所は旭区上白根町にあります。
シリンダー配送・法定点検・保安監視を9名のスタッフで24時間・365日行っております。

シリンダー配送・保安監視エリアは川崎市北部、横浜市北部・西部です。
保安監視は、夜間や休日の緊急出動と、入居・転居時の手続き、供給支障の対応をする仕事です。

法定点検エリアは、前述エリアの他に横須賀市・三浦市が加わります。
法定点検はお客様の安全・安心な暮らしを守るために、4年内に一度の供給設備・消費設備の点検を実施しています。

神奈川県を代表する二つの政令市と三浦半島…自然豊かな田園から洗練された市街地まで…
お客様の安心・安全を守り、お届けしています。

平成31年3月に昭島市に新設された新しい営業所です。
新設なので力を入れて人選し、資格・知識・経験豊富なベテランで固め、3t車6台と7.5t車1台で東京都西部のシリンダー配送と島嶼部（とうしょぶ/伊豆諸島・小笠原諸島）向けのシリンダー配送…島へ生活物資を運ぶ内航貨物船が入出港する東京港まで…を行っています。
首都東京の顔である銀座四丁目交差点（和光前）を、LPガスボンベを積載した弊社のトラックが隊列走行するのはとても違和感がありますが、島の人々の生活を支える重大な仕事、責務と認識しております。

日本の首都東京と言えば23区部がクローズアップされがちですが、島嶼部や高尾、秋川渓谷のように自然豊かな地域も東京の一面です。

長年培ってきた経験と知識で、首都東京の日常生活や経済活動を支えています。

バルク供給課は海老名市河原口にあります。
工場、店舗、集合住宅等、比較的大量にLPガスを消費する物件向けの供給方式です。

LPガスを充填したボンベを交換してくるシリンダー方式とは違い、貯槽（タンク）にLPガスをバルクローリーから直接充填する作業を行っています。

横須賀・三浦地区を除く神奈川県全域が配送エリアで、海老名基地2台、伊勢原基地2台の4台体制で切れ目のない安定供給に努めています。
災害に強いLPガスは、被災しても比較的早く復旧します。
その為、避難所や仮設住宅へのエネルギーとして大きな役割を担っています。

近年では、「災害対応型バルク供給システム」として、避難所に指定されている学校等への導入が進んでおり、地震・津波・風水害等で電気や都市ガス等のライフラインが寸断されても、LPガスが冷暖房や調理・給湯、発電用エネルギーとして活用され始めました。

また、弊社従業員の安定雇用を図るために、シリンダー配送に比べて肉体的負担が少ないバルク配送を、シリンダー配送に携わる従業員のセカンドキャリアとして重要視しています。

設備部門も海老名市河原口にあります。
一般・集合住宅及び会社・学校・商業施設等へのLPガス及び都市ガスのガス機器点検販売、取り付け工事、ガス配管工事、期限管理（ガスメータ、調整器等）工事を、神奈川県下で行っています。

当社のLPガス部の強味は、現場仕事…配送・調査・保安・工事を一気通貫にできることです。
それぞれの部署に課せられた課題を、連携し、補完・協力して解決につなげます。

最近の事例では、販売店様の要望により、販売店様のマンパワーが手薄になる時間帯…土日祝祭日…の給湯器故障対応や仮設工事対応を、一報が入る保安部門と協力して対応を始めました。

これからも技術の向上を心掛け、お客様へ安心・安全・快適を届けて参ります。